伯爵家の令嬢イリーナと侯爵家の令息カリスは、それぞれの親同士決めた婚約者。 お互い幼少時に出会って以来、八年のときが流れていた。 学生生活をともに過ごすうちに、イリーナはカリスは恋心を抱くようになっていた。 カリスとの下校の時間を楽しみにしているイリーナに対し、カリスの方は幼少期に出会ったときと同じく、いまだにそっけない態度のまま。 笑った顔さえ見せたことがない。 いつものカリスのそっけない態度に、悲しい気持ちになるイリーナ。 相手へ届かない恋心に悩んでいたー―のはイリーナだけではなかった!! じつはカリスもイリーナに恋をしていた。 それでも彼がそっけない態度をとるのは、あるワケがあって……
両片思いの完全すれ違い。だけどヒロインがヒーローに嫌われていると信じながらもそばにいたいと頑張った結果、それがヒーローを幼い頃から助けていたというほっこりしたお話です。あとがきにあるように、嫌な人は出てきません。ヒロインに嫉妬する意地悪令嬢などはなく、みんなヒロインにほっこりしちゃいます。途中、ヒーローのお師匠様が叫ぶように、「早く誤解を解いてくれ!」と確かに思いました。
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